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病院で行われる検査シリーズの第4回目です。テーマは貧血
検査という観点から見たら、前回の多血症と同じく番外編ということになるかもしれませんね。
第1回 赤血球数、第2回 ヘモグロビン・ヘマトクリット値でお話ししたように、
貧血は赤血球数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値で見ます。
全身に酸素を運ぶ役目を担う赤血球の数が減ったり、
赤血球の中に含まれるヘモグロビンの量が少なかったりする状態が貧血ということになります。
どのくらいの数値で貧血といわれるのでしょうか?
(施設によって正常値が違いますのであくまでも参考程度に考えてください)
赤血球数は、男性で450万以下、女性で400万以下
ヘモグロビン値は、男性で13g以下、女性で12g以下
ヘマトクリット値は、男性で40%以下、女性で35%以下
というのが目安になります。
さて、貧血になるとどのような症状があらわれるのでしょうか?
その主な症状は、「疲れやすい」「めまい」「立ちくらみ」「動悸」「息切れ」等々、いろんな症状が出ます。
貧血と聞くと鉄不足と思われる方も多いかもしれませんが、
貧血はそれだけではありません。
貧血の中にはもっと恐ろしい病気が隠れていることもあります。
一番代表的なものは、先ほども出てきた鉄欠乏性貧血です。
鉄欠乏性貧血の原因の一つは、食生活の中で鉄分が必要な量より不足している状態もありますが、
他の原因も考えないといけません。
男女とも成長に従い鉄の必要量は変化しますし、
女性の場合では月経や妊娠、出産、授乳などにより必要量は増えていきます。
そのため、需要と供給のバランスが崩れると鉄欠乏性貧血になるというしくみです。
その他にも、胃潰瘍や胃癌、大腸癌などの消化管疾患からの出血などの恐ろしい病気が潜んでいる可能性があるので注意が必要です。
巨赤芽球貧血という貧血もあります。
これはビタミンB12または葉酸が欠乏することで発生します。
ビタミンB12と葉酸は赤血球ができる過程で必要なのですが、
そのどちらかが長期に欠乏すると、赤血球になる前の赤芽球が細胞分裂をうまくできず
大きくなり巨赤芽球と呼ばれるものになります。
こういったものは、うまく成熟できないために壊れやすく、貧血となってしまうのです。
症状は「手足のしびれ」「舌が痛く赤くなったり、ツルツルになる」「体が黄色っぽくなる」等です。
溶血性貧血
赤血球は通常約120日の寿命があるのですが、何らかの理由で寿命が短くなり、
それに作る方(造血)が間に合わず貧血になるものです。
この貧血は時に黄疸(体が黄色くなる)の症状があらわれます。
再生不良性貧血
血球は骨髄で作られるのですが、骨髄の血球を作る機能の低下などによって起こる貧血です。
骨髄では白血球や血小板も作られますので、それらも減少していきます。
そのため、貧血の他にも感染症になりやすいとか、出血しやすいといった症状を伴います。
以上、代表的な貧血について触れました。
詳しいことは、他のサイトに譲る(気になる貧血をgoogle等で検索してみてください)として、
今日のお話はここまでと致します。
次回は何にしましょうか?
白血球についてになりそうです。
それでは
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